初心者必見!オンライン配信機材の選び方&トラブルを防ぐ最適な方法
社内研修やセミナーのオンライン配信。
必要な機材が多く、設置も複雑で
「どこから手をつければいいの?」
と悩む方も多いのではないでしょうか。
実際、機材の選定ミスや設定トラブルで、肝心の配信に支障が出てしまうケースも少なくありません。
本記事では、オンライン配信に必要な機材とその選び方をわかりやすく解説します。
さらに、初心者でも安心して高品質な配信を実現できる、プロのサポート活用法についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
オンライン配信に必要な機材一覧
オンライン配信を成功させるためには、適切な機材選びが重要です。
しかし、初めて配信を担当する方にとって、必要な機材を把握することすら一苦労でしょう。
そこでまずは、オンライン配信に必要な基本機材と、配信品質を高めるための追加機材について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
基本的な配信機材5選
オンライン配信をするために、最低限押さえておきたい基本的な機材を紹介します。
基本機材 |
---|
|
それぞれ見ていきましょう。
①配信用PC
オンライン配信の要となる配信用PCは、安定した動作のために必要なスペックを確保することが重要です。
初心者の方が陥りやすいのが「普段使っているPCで十分」という考え方です。
しかし、配信ソフトの動作に加え、カメラやマイクからの入力処理、エンコード処理など、配信には想像以上の負荷がかかります。
最低限必要なスペックの目安は、以下の通りです。
- CPU:Intel Core i5以上または同等性能
- メモリ:8GB以上(16GB推奨)
- グラフィックボード:HD動画処理が可能なもの
- ストレージ:SSD推奨
配信専用機として新規購入する場合は、15万円前後の予算があれば十分なスペックのノートPCを購入できます。
②カメラ
配信の「顔」となるカメラは、視聴者の第一印象を左右する重要な機材です。
WEBカメラの場合、フルHD(1920×1080ピクセル)以上の解像度に対応したものを選びましょう。
有名メーカーの製品であれば、1万円前後で十分な画質のものが購入可能です。
より高品質な映像を求める場合は、ビデオカメラの使用がおすすめです。
ただし、ビデオカメラの場合、PCとの接続には別途キャプチャーボードが必要になるため、初期費用は5万円程度から必要になります。
カメラ選びで重要なポイントは、以下の通りです。
- 解像度とフレームレート
- オートフォーカス機能の有無
- 画角の広さ
- マイク内蔵の有無
特に画角は、登壇者の人数や会場の広さによって適切な選択が変わってくるため、事前に配信シーンをイメージしてからの選定が重要です。
③マイク
音声品質は視聴者の集中力に直結するため、適切なマイク選びも重要です。
初心者向けの選択肢としては、USBマイクがおすすめです。
USBマイクなら、PCに直接接続でき、1万円前後からと比較的安価に購入できます。
マイクの種類としては、指向性が良く、周囲のノイズを拾いにくい製品を選びましょう。
マイク選びのポイントは、以下の通りです。
- 指向性(単一指向性か全指向性か)
- ノイズキャンセリング機能の有無
- 接続方式(USB/XLR/ワイヤレス)
- 電源供給方式(USB給電/電池駆動)
ハンドマイク以外にも、登壇者がプレゼンターとしてステージ上で動き回る場合は、ワイヤレスピンマイクの利用を検討します。
また、複数のマイクを使用する場合は、音声ミキサーも必要になるため、会場の設備を活用するとよいでしょう。
④インターネット環境
安定した配信には、十分な上り回線速度の確保が不可欠です。
フルHD配信の場合、最低でも上り5Mbps以上を確保する必要があります。
可能であれば、有線LANでの接続を強く推奨します。
注意点としては、以下の通りです。
- Wi-Fi接続は不安定になりやすい
- モバイルルーターは長時間配信に不向き
- 共有回線は避け、専用回線の確保が望ましい
⑤照明
適切な照明は、カメラ映像の品質を大きく左右します。
最低限、登壇者の顔が明るく見えるようにリングライトなどの照明機材が必要です。
基本的な照明セットは1万円程度から購入可能です。
また、照明選びのポイントは、以下の通りです。
- 明るさの調整機能
- 色温度の調整機能
- 設置の自由度
イベント会場では、ステージ用のスポットライトなどを活用すれば、登壇者の顔を明るく照らせます。
配信クオリティを追及できる機材5選
続いては、動画配信やオンラインイベントの機材選びにおいて、より安定した撮影や配信のために必要な機材をご紹介します。
上述した機材があれば、基本的な配信は十分に可能です。
一方で、イベント会場でセミナーをしながらライブ配信したり、複数の登壇者がいる場合など、条件によってはプラスαの機材があるとよりクオリティ向上を目指せます。
①三脚やスタンド
三脚やスタンドは、カメラやマイク、照明機材を安定して設置するために欠かせません。
特に、Webカメラではなくハンディカムなどのビデカメラを使用する場合は、カメラ用の三脚は必須です。
使用機材の重量に余裕を持った耐荷重、適切な高さ調整範囲、水平器の有無、そして収納・持ち運びのしやすさを考慮して選択する必要があります。
マイクスタンドや照明用のスタンドは、イベント会場で保有しているケースも多いため、必要に応じて機材と合わせてレンタルするとよいでしょう。
②キャプチャーボード・スイッチャー
映像制作に不可欠なキャプチャーボードとスイッチャーは、複数カメラの映像切り替えやビデオカメラの映像取り込みに使用します。
ビデオカメラの映像を取り込むには、キャプチャーボードが必須です。
機材を選ぶ際には、入力端子の種類と数、遅延の少なさ、操作性、ドライバーの安定性が重要な選定ポイントとなります。
スイッチャーに関しては、配信向けに映像エフェクト機能や、ピクチャーインピクチャー機能などが含まれていると、配信映像のカスタマイズ性が向上します。
Blackmagic Designの「ATEM Mini」であれば、1台で両方の機能を兼ね備えているため、配信イベントの現場でもよく利用されています。
③オーディオミキサー
音声関連では、オーディオミキサーがあれば、複数マイクの使用やBGM再生に対応可能です。
音量調整、イコライザーによる音質調整、エフェクト付加、モニタリング機能を備えています。
イベントホールの音響設備であれば、専用の音響卓があり、オーディオミキサーを搭載している会場が多いです。
ミキサーから配信用のPCへ音声を送るためには、USB接続が必要になるため、アナログミキサーなどUSB接続非対応の機材を使用している場合は、オーディオインターフェースが別途必要になります。
その他、マイクやBGMその他音声信号を入力するための接続端子の数や、種類なども確認しておくと安心です。
④モニターやプロジェクター
ステージ上でプレゼン資料の表示するためには、モニターやプロジェクターが必要です。
また、登壇者が投影資料を確認する用に、返しモニターなどもあると便利です。
モニターやスクリーンのサイズや、プロジェクターの明るさなど、会場の環境や参加人数などによって選ぶべき機材も変わります。
イベント会場での配信であれば、会場既存の機材を使用すれば、最大収容人数でも十分に見やすい映像利用が可能な場合が多いです。
なお、zoom等のWeb会議ツールを使った配信であれば、画面共有の機能を使って配信にスライド映像を入れることも可能です。
⑤バックグラウンド用グリーンバック
バーチャル背景を使用する場合は、グリーンバックが必要になります。
グリーンバックを選ぶ際は、しわになりにくい素材質、適切なサイズ、設置のしやすさ、収納性を考慮して選定します。
スタジオなどでは、レンタルできるケースが多いため、使用頻度が低い場合はレンタルでも十分でしょう。
自分で準備する vs プロに任せる ─最適な選択肢は?
オンライン配信は、会場にいない多くの人も視聴するため、失敗できないプレッシャーもあります。
必要な機材を用意して、自分で準備できてしまう人もいれば、不安だからプロに任せたいという人もいます。
実際のところ、どちらを選ぶべきかは予算や方向性によるところです。
ここでは、判断材料になるそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。
自分で準備する場合のメリット
オンライン配信を個人や自社で対応する場合のメリットは、手軽さやコストの側面が強いです。
それぞれ説明します。
メリット①初期コストを抑えやすい
自分で配信準備する場合、必要最小限の機材から始めれば、初期投資を抑えることができます。
例えば、以下のような最小構成なら15万円程度で揃えることが可能です。
|
もともと持っている機材があれば、その分お金をかけずに対応できます。
メリット②簡易的な配信なら手軽に対応できる
配信の規模や目的によっては、必ずしも高度な機材や複雑な設備を必要としない場合があります。
少人数向けの社内研修など、シンプルな配信であれば、基本的な機材だけで十分対応可能です。
例えば、標準的なWebカメラ、USBマイク、そして安定したインターネット環境があれば、クリアな映像と音声による配信が可能です。
また、機材を自社で保有することで、急な研修やミーティングの配信要請にも即座に対応できる他、スタッフが機材の使用に慣れることで、スムーズな配信運営が可能になります。
また、外部への機材レンタル費用が不要となるため、長期的には経費の削減にもつながります。
自分で準備する場合のデメリット
自分で準備する場合の主なデメリットは、技術的な理由が多いです。
配信に関する知識がゼロの場合は、ハードルが高く感じる可能性もあります。
今の知識レベルと照らし合わせて、確認してみてください。
デメリット①イベント規模や会場に応じた機材選定が難しい
配信の規模や目的に適した機材の選定には、専門的な知識が必要です。
配信品質を確保するためには、カメラの画角や解像度、マイクの集音範囲、照明の照度など、様々な技術的要素を考慮する必要があります。
例えば、小規模な会議室で使用していた機材をそのまま大きなホールで使用しても、理想的な配信を届けられない可能性が高いでしょう。
また、会場の広さや照明条件によって必要な機材が変わってくるため、適切な判断が難しいケースが多々あります。
特にハイブリッドイベントでは、機材選定がより複雑になります。
会場の参加者に適切な音量で音声を届けながら、同時にオンライン視聴者にもクリアな音声を配信するには、音響機器の専門的な知識も必要です。
具体的には、ハウリング防止やマイクの指向性調整、音声ミキシングなどの技術的なノウハウが求められます。
これらの要素を適切に判断し、それに応じた機材を選定するには、相当の経験と知識が必要となります。
デメリット②設置や調整に時間と技術が必要
機材の搬入から実際の配信開始までのセットアップには、予想以上の時間と専門的なスキルが必要となります。
これは、多くの主催者が見落としがちな重要なポイントです。
特に本番直前のリハーサル時間が限られている場合、不慣れな環境での機材セットアップは大きなリスクとなります。
予期せぬトラブルが発生した際の対応時間も考慮すると、経験のあるスタッフの確保や、十分な準備時間の確保が不可欠です。
デメリット③音声や映像の遅延、接続トラブルが発生しやすい
オンライン配信では、経験不足による設定の不備や機材間の相性問題により、様々な技術的トラブルが発生する可能性があります。
特に深刻な問題として、以下のような内容が挙げられます。
|
これらは視聴者の体験を大きく損なうだけでなく、参加者や関係者の信頼を落とすことにもなりかねず、イベントの本来の目的を達成できない原因になります。
こういったトラブルを冷静に対応するには、経験や知識が必要です。
適切な知識と経験を持ったスタッフが対応することで、大幅にリスクを軽減することができます。
プロに任せる場合のメリット
プロに任せる場合の主なメリットは、専門スタッフによる安心感でしょう。
具体的なメリットについて、紹介します。
メリット①高品質な配信を確実に実現できる
プロの配信業者等に依頼した場合、高品質な配信が実現できます。
映像や音声品質の安定性や、スムーズなカメラの切り替え、適切な音声ミキシングなどにより、視聴者にストレスのない配信映像を届けられるようになります。
また、配信に合わせた照明の調整により、登壇者の表情もしっかりと伝えられるようになるため、プロならではのクオリティを実現可能です。
メリット②配信準備やトラブル対応の負担を軽減できる
配信の機材手配や当日の準備など、配信に関わる実務をすべてプロに任せることが可能です。
専任のオペレーターが機材の搬入から設置、配信の設定やリハーサル対応、本番中の運用まで、テクニカルな作業を委託できます。
特に重要なのは、配信中のトラブルに対する迅速な対応力です。
豊富な経験や知識に基づき、万が一問題が発生しても素早く適切な対処をしてもらえます。
メリット③イベント全体に注力できる余裕が生まれる
配信の業務をすべて任せることで、主催者は他の業務に注力できるようになるため、イベント全体のクオリティ向上につながります。
例えば、イベントの企画や準備に専念できれば、内容を充実させたり、参加者のニーズに合わせたプログラムを設計可能です。
また、本番当日は技術的な不安や懸念から解放されるため、参加者との充実したコミュニケーションや、きめ細やかな対応に専念できます。
配信業務のアウトソーシングは、単なる配信の業務の効率化やクオリティ向上だけでなく、イベント全体の価値を高める重要な投資といえるでしょう。
プロに任せる場合のデメリット
プロフェッショナルに配信業務を委託することで得られるメリットは大きい一方で、いくつかの考慮すべき点も存在します。
続いて、プロに任せた場合のデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
デメリット①一定のコストがかかる
プロの配信サービスを利用する場合、機材レンタル費とオペレーターなどの人件費で一定のコストが発生します。
ただし、初期投資での機材購入や、運用コストを総合的に考えると、必ずしも割高とは言えません。
単純な金額だけで判断せずに、社員で対応する場合の人件費や他の業務の圧迫、さらにはトラブル発生のリスクなども考慮に入れるべきでしょう。
デメリット②やり取りの手間や時間がかかる
プロに配信を依頼する場合、円滑な手配と運営のために、事前準備と打ち合わせが必要です。
具体的には、イベント内容や目的、全体のタイムスケジュールの共有から、配信内容や進行の詳細な確認や、会場のレイアウト、カメラマンの配置などをすりわせたうえで、必要な機材や人員を見積してもらいます。
認識の齟齬が無いようにするためにも、配信業者から何度も質問が来たり、やり取りが発生する可能性は否めません。
しかし、質の高い配信を実現するためには必要不可欠なプロセスだと考えたほうがいいでしょう。
デメリット③適切な業者を選ぶのが難しい
配信を失敗させないためにも、配信業者選びには慎重になるのではないでしょうか。
コロナ禍以降、配信に対応した業者も増えていることから、どれが適切なのかも判断が難しいでしょう。
業者選定では、過去の配信実績や評判、実施したいイベント規模に対応しているのか、サービス内容や料金体系の透明性など、様々な観点から検討が必要です。
特に実績や評判は、サービスの質を判断するのに重要なポイントといえます。
単純に料金だけで選んでしまうと、機材のメンテナンスを怠っていて使えなかった、配信がうまくいかなかった、などのトラブルの原因になる可能性もあります。
イベントの目的に合わせて総合的に判断することで、適切な業者を見つけられるでしょう。
トラブル回避のために押さえたいポイント
オンライン配信の品質やイベントの成功をより確実なものにするため、重要なポイントを2つ紹介します。
あらかじめどれだけ入念に準備するかが、失敗を回避するためには必要です。
それぞれ見ていきましょう。
インターネット環境の確認
インターネット環境が充実しているかどうかは、オンライン配信のなによりも重要なポイントです。
良い機材を揃えていたとしても、回線が不調では視聴者にスムーズな配信を届けられません。
配信当日のトラブルを防ぐため、以下の点を事前に確認しましょう。
|
これらの事前チェックによって、配信中の通信トラブルを未然に防ぐことが可能です。
予備機材・バックアッププランの準備
オンライン配信をする際には、常にバックアップを用意しておくのも重要です。
配信用のPCやカメラなどの主要機材については、トラブル発生に備えて予備を用意しておくと安心です。
メインのPCがダウンした時に、予備機材もセッティングしておけば、スムーズな切り替えが可能になり、最小限の時間で配信を再開できます。
また、配信プラットフォームも1つに依存しておくと、サービス側のトラブルが起きた際に復旧が難しくなってしまうため、zoomウェビナーとYouTubeライブ、またはその他のプラットフォームなど、最低限2つのバックアップを用意しておくと安心でしょう。
事前のバックアップ体制の構築に加えて、万が一に備えた時の対処法を配信に関わるメンバーと共有しておくことで、不測の事態が起きても迅速に対応できます。
配信の悩みを解決!まずはプロに相談してみよう
オンライン配信の成功には、適切な機材選びと確実な運用が不可欠です。
特に初めて配信を担当する方にとって、その準備と実施には大きな不安がつきものです。
当社運営施設では、経験豊富なスタッフが機材選定から設置・運用まで、配信に関するすべてをサポートいたします。
映像業界のプロフェッショナルとなる協力会社と提携しているため、高品質な配信サービスも提供可能です。
まずはお気軽にご相談ください。
ご要望をお伺いしながら、最適な配信プランをご提案させていただきます。

サービスの資料請求・ご相談はこちらから
今すぐ無料で問い合わせるAuthor Profile
会場探しコーディネーターメディア編集部
運営会社:株式会社シアターワークショップ
“劇場・ホールに関することはなんでもやっている”、トータル・シアタープロデュースカンパニー。40年にわたり構想・計画づくり、設計・施工にも携わる劇場づくりのノウハウをもとに、劇場・ホール・イベントスペース運営の専門家集団として、全国20以上の施設管理を支援。年間1,000件以上のイベントを会場管理者の立場からサポート。企業の新商品発表会、展示会、コンサート、セミナー、企業研修など、幅広い用途に対応する会場選定の実績を持つ。
最適な会場探しのノウハウを発信し、イベント主催者や企業担当者の課題解決をサポート している。
本メディアでは、会場運営のプロフェッショナル視点で、イベント成功につながるイベントスペース選びのポイントや最新トレンドを発信。
▼お問い合わせフォーム▼
会場探しのご相談はコチラ
Pick Up
関連記事
プレゼンや会議で突然「プロジェクターが映らない!」という事態に直面したことはありませんか?