「初めての社内イベントを任され、何から手をつければいいのかわからない…。」
「気づけば準備が遅れ、上司や同僚に迷惑をかけないか不安になる。」
そんな経験、ありませんか?
そんなお悩みを解決に向けて手助けをする、「イベントコーディネーター」と呼ばれる会場担当者の仕事をご紹介します。
イベントコーディネーターは、会場選びから当日の運営まで、あらゆる角度からイベントの成功をサポートする会場の専門家です。
ぜひ最後まで読んで、イベントのスムーズな準備や成功のために、イベントコーディネーターを活用しましょう!
目次
イベントコーディネーターの役割
イベントコーディネーターは、会場を熟知したプロフェッショナルとして、イベントの企画段階から実施までをトータルでサポートする専門家です。
初めてイベントを担当する方にとって、心強いパートナーとなります。
会場選びから始まり、予算管理、タイムスケジュール作成、必要な備品の手配まで、イベント主催者の方々に寄り添い、イベントの成功に必要なあらゆる要素をプロの視点でアドバイスします。
特に、会場ならではの特徴や注意点を熟知しているため、思わぬトラブルを未然に防ぐことができます。
また、過去の実績や経験を活かし、似たような規模や目的のイベントの成功事例を参考に、効果的な提案を行うことも可能です。
イベントの目的や参加者の特性に合わせて、最適な会場設営や進行方法を提案してくれます。
イベントコーディネーターの業務内容
イベントコーディネーターの具体的な業務は、イベントの準備段階から当日の運営まで多岐にわたります。
まず、企画段階では主催者の要望を丁寧にヒアリングし、日時・目的や予算に合わせた会場選びをサポートします。
会場が決まったら、レイアウトの検討や必要な設備・備品手配などの段取りを行います。
特に重要なのが、会場特有のルールや制約を考慮した実施計画です。
例えば、搬入出の時間制限や音量規制など、会場ごとの特徴を熟知しているからこそできる細やかな調整を行います。
当日は、会場設営の監督から進行管理まで、イベント会場運営者としてイベントが円滑に進むようにサポートします。
突発的な問題が発生した際も、会場設備に精通しているため、迅速な対応が可能です。
イベントコーディネーターの5つのメリット
イベントコーディネーターがいることで、イベントの準備が大きくはかどります。
具体的なメリットは以下の通りです。
イベントコーディネーターのメリット
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順番に見ていきましょう。
①会場に特化した提案をしてもらえる
イベントコーディネーターは、担当する会場の特徴や設備を熟知しています。
そのため、会場の持つ強みを最大限に活かした企画提案が可能です。
例えば、自然光の入り方や音響効果の特徴など、実際に使用してみないとわからない細かな情報まで把握しており、イベントの目的に合わせた最適な空間づくりを実現できます。
また、会場のルールで実現が難しい演出などがある場合に、会場独自の視点で代替案を提案してくれるなど、ご希望に近い形での実現をサポートしてもらえます。
②会場の手配関係がスムーズ
備品の手配や各種申請手続きなど、会場利用に関する煩雑な作業は、イベントコーディネーターに任せると効率的に進めることができます。
会場のルールや手続きの流れを熟知しているため、必要な準備を漏れなく、適切なタイミングで行うことができます。
これにより、準備の遅れや手続きの不備による問題を防ぐことができます。
特に備品や機材、ケータリング等の手配は外部手配の場合に発注の手間がかかりますが、会場に任せられる範囲も多いため、段取りの手間が省けます。
③予算を抑える効果が期待できる
イベントコーディネーターなら、会場利用に関する豊富な知識と経験を活かし、コストパフォーマンスの高い提案が可能です。
例えば、時期による料金の変動や、セット割引などの特典を熟知しており、予算を最大限効果的に活用する方法を考えてくれます。
また、外部から持ち込もうとしていた機材なども会場の設備を活用することで、搬入の手間だけでなく、コストの削減にもつなげられるでしょう。
必要以上の外部への費用投下を防ぐことで、無駄な支出を抑えられます。
④会場周辺の知識が豊富
会場周辺の飲食店や宿泊施設、交通アクセスなど、参加者の利便性に関わる情報も豊富に持ち合わせています。
施設によっては、併設している商業施設と連携したサービスを展開しているケースもあります。
これにより、イベント参加者の動線や、懇親会場の選定など、イベント全体の計画をスムーズに立てることができます。
また、会場周辺の交通規制がかかる工事などの状況も把握しているため、計画段階で迅速に情報共有をしてもらえるでしょう。
⑤トラブルを未然に防げる
イベントコーディネーターを活用すれば、会場運営の過去の経験から、起こりうるトラブルを予測し、事前に対策を講じることができます。
例えば、参加者の動線における混雑予測など、実務経験に基づいた動線計画などをアドバイスしてもらえます。
また、緊急時の対応手順も確立されているため、万が一の際も迅速な対応が可能です。
イベントコーディネーターが3つのデメリット
イベントコーディネーターの存在は、イベント準備の手助けになりますが、万能ではありません。
具体的には、以下のようなデメリットが存在ます。
イベントコーディネーターのデメリット |
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役割を理解すれば、適切なサポートが受けられるでしょう。
①業務範囲が限定される
イベントコーディネーターは会場運営に関する専門家である一方で、企画内容自体の立案や、参加者の募集方法など、イベント全般に関わる支援には限界があります。
そのため、イベントの全体像を考える際は、社内の関係者や外部のプランナーやプロデューサーなどとの連携が必要となる場合があります。
イベントの成功には、会場運営以外にも、広報、集客、コンテンツ制作など、様々な要素が必要です。
イベントコーディネーターだけでは対応できない部分も多いため、あらかじめ対応可能な範囲を確認しておくと安心です。
②会場目線の提案になりがち
イベントコーディネーターは会場運営に特化しているがゆえに、会場の特徴や制約を重視するあまり、イベントの本来の目的や主催者の意図が十分に反映されない可能性もあります。
特に、斬新なアイデアや従来にない使い方を希望する際は、会場のルールや制約との兼ね合いで、実現が難しくなることもあります。
消防法や建築基準法など、法律遵守が前提であるため、安全管理上の観点でNGと言われてしまうケースもあるでしょう。
しかし、別の手段での代替案などは提案可能なため、対話をしつつ妥協点を探っていくのがおすすめです。
③クリエイティブなアイデアが出にくい
イベントコーディネーターは会場の有効活用という観点では専門的なアドバイスが可能ですが、イベントの演出や企画に関しては、現実的なアイデアにとどまる可能性があります。
基本的には、会場のルールが前提にあるため、過去の事例などを踏まえて提案となるためです。
今までにないような独創性を高めたアイデアを求める場合は、外部のクリエイティブプランナーやデザイナーとの連携も視野に入れたほうが良いでしょう。
初めてのイベントならイベントコーディネーターにご相談ください!
イベントコーディネーターは、初めてイベントを担当する方にとって、まさに心強い味方となります。
会場に関する専門知識と豊富な経験を活かし、イベントの準備から当日の運営まで、きめ細やかなサポートを提供いたします。
イベント制作と異なり業務範囲に制限はありますが、会場として協力会社と連携しながら対応をカバーすることも可能です。
特に、会場選びや設営、当日の会場管理やケータリングなどの飲食物手配など、イベントの根幹となる会場に関する部分では、その専門性が大きな価値を発揮します。
当サイト「会場探しコーディネーター」をご活用いただければ、運営している会場を横断的に把握している専任のコーディネーターが、会場担当者と密に連携しながらイベント成功に向けて会場提案から実施までのサポートをさせていただきます。
企画段階からのご相談も承っております。
イベント会場のプロに相談しながら、安心して準備を進めませんか?

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会場探しコーディネーターメディア編集部
株式会社シアターワークショップ
運営会社:株式会社シアターワークショップ
“劇場・ホールに関することはなんでもやっている”、トータル・シアタープロデュースカンパニー。40年にわたり構想・計画づくり、設計・施工にも携わる劇場づくりのノウハウをもとに、劇場・ホール・イベントスペース運営の専門家集団として、全国20以上の施設管理を支援。年間1,000件以上のイベントを会場管理者の立場からサポート。企業の新商品発表会、展示会、コンサート、セミナー、企業研修など、幅広い用途に対応する会場選定の実績を持つ。
最適な会場探しのノウハウを発信し、イベント主催者や企業担当者の課題解決をサポート している。
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