【Vol.6】夏休みに行きたい大阪万博2025!人気のパビリオン10選を人流データで分析

いよいよ夏休み本番。
「夏休みの万博、どのパビリオンが本当に人気なの?」
「SNSで話題のパビリオンは行く価値があるの?」
「子供連れでも楽しめるのはどこ?」
そう思う方も多いかもしれません。
サウジアラビアが開幕日にX(旧Twitter)のトップ広告を買い付けた投資戦略の効果、「ガンダム方式」がSNSでバイラル拡散されたインパクト、メディア注目度と実際の来訪者数の相関関係など。
これらを知ることで、話題性に惑わされない行きたいパビリオンの見極めができるでしょう。
この記事では、クロスロケーションズ株式会社が提供する、Location AI Platform®(以下LAP)による人流分析データをもとに、各パビリオンが話題になったタイミングやメディア戦略を重ね合わせて関連性を分析します
ぜひ最後まで読んで、夏休みの大阪万博旅行のご計画にお役立てください。

 

目次

    【独自分析】話題の裏側を人流データで解剖!3つの人気パターンとメディア戦略

    expo-analysis出典:クロスロケーションズ株式会社「Location AI Platform®」(2025年6月末時点取得データをもとにBIツールにて可視化)

    大阪万博の主要パビリオン10館について、LAPによる人流分析データを用いて、推定来訪者数の推移を4月13日〜6月15日の期間で追跡しました。

    SNSの拡散やニュースの影響など、世の中の動きと来訪数にはどのような関連性があったのでしょうか。

    1つずつ紐解いてみたいと思います。

     

    ①【人気急上昇】口コミ・SNS拡散で注目の的に

    まずはSNSなどで話題になり、来訪数にも影響したとみられるパビリオンをご紹介します。

     

    1.GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION

    1.GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION来訪データ

    出典:クロスロケーションズ株式会社「Location AI Platform®」よりデータ取得(2025年6月末時点)

    平均来訪者数(4月13日~6月15日)

    平日 土日
    11,216人 13,502人

    GUNDAM NEXT FUTURE PAVILIONは、実物大ガンダム立像を中心とした体験型エンターテインメント施設です。

    ガンダムの世界観を最新技術で再現し、来場者がパイロット体験やモビルスーツ開発の疑似体験ができる夢のような空間になっています。

    人流データでは6,000人から21,000人へと約3.5倍の来訪増加を記録しました。

    当パビリオンは、ガンダムファンの期待値は高かったものの、開幕当初は予約の取りにくさが課題でした。

    しかし、複数時間帯での当日予約枠を開放するシステム、「通称:ガンダム方式」の導入により利便性が大幅に向上

    「システムが改善されて行きやすくなった」という口コミがSNSで拡散され、ファン以外にも話題が広がったものと考えられます。

    見どころ
    • 17m実物大ガンダム立像:圧倒的な存在感とリアルな可動ギミック
    • コックピット体験:本格的なシミュレーター体験でパイロット気分を満喫
    • ガンダム開発体験:モビルスーツ設計の疑似体験ができるインタラクティブコンテンツ

     

    2.サウジアラビア館

    サウジアラビア館2.サウジアラビア館来訪データ

    出典:クロスロケーションズ株式会社「Location AI Platform®」よりデータ取得(2025年6月末時点)

    平均来訪者数(4月13日~6月15日)

    平日 土日
    15,215人 16,039人

    サウジアラビア館は、日本館に次いで2番目の広さを誇る、サウジアラビアの未来都市「NEOM」をテーマにした超大型パビリオンです。

    最新のVR技術と巨大スクリーンを駆使して、砂漠に建設される未来都市の壮大なビジョンを体感できます。

    4月13日の開幕当初の1日平均5,000人ほどからスタートし、6月中には25,000人まで約5倍まで大きく記録を更新しています。

    特にレストランが本格的だと話題で、週末は2時間待ちなどの行列ができるほどの人気です。

    SNS上でも、開幕日にX(旧Twitter)トップ広告を買い付けや、「いいね」ボタンをサウジアラビアロゴに変更する特別仕様にするなど、SNS広告へかなり力を入れていることで話題になりました。

    また、中央線のデジタルサイネージ、ラッピング電車まで展開するなど、前面に押し出した宣伝活動が話題となっており、「とにかくお金がかかっている」「広告の気合の入れ方が違う」といった声が相次いでいました

    話題性だけでなく、投資額に見合う圧倒的なパビリオン自体のクオリティの高さも、右肩上がりに来訪者数が上昇し続けている要因と言えるでしょう。

    見どころ
    • NEOM未来都市体験:全長100mを超える巨大スクリーンでの圧倒的映像体験
    • VR砂漠飛行:未来都市を空中から俯瞰する没入型VR体験
    • 持続可能性展示:再生可能エネルギー100%で運営される都市計画の詳細紹介

     

    3.イタリア・バチカン館

    3.イタリア・バチカン館来訪データ

    出典:クロスロケーションズ株式会社「Location AI Platform®」よりデータ取得(2025年6月末時点)

    平均来訪者数(4月13日~6月15日)

    平日 土日
    10,950人 10,685人

    イタリア・バチカン館は、イタリアとバチカンの豊かな文化遺産をデジタル技術で再現した文化体験型パビリオンです。

    ルネサンス芸術からローマ建築まで、2000年の歴史を最新技術で体感できます。

    実際の絵画や彫刻も目の当たりにすることができ、圧巻のクオリティの高さにSNS上でも「良すぎた」など好評の声が相次いでいます

    文化的コンテンツの質の高さに加え、段階的なメディア露出が効果的だったと考えられます。

    特に「本物の文化に触れられる」といった体験価値が、教育意識の高いファミリー層などにも指示され、口コミでも着実に人気が高まっていったのではないかと考えられます。

    見どころ
    • バチカン美術館VR体験:システィーナ礼拝堂の天井画を間近で鑑賞
    • 古代ローマ再現:CGとプロジェクションマッピングで蘇る古代都市
    • ルネサンス工房体験:ミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチの制作過程を疑似体験

     

    4.null2

    4.null2来訪データ

    出典:クロスロケーションズ株式会社「Location AI Platform®」よりデータ取得(2025年6月末時点)

    平均来訪者数(4月13日~6月15日)

    平日 土日
    10,000人 10,988人
    メディアアーティストの落合陽一氏がプロデュースするシグネチャーパビリオンのnull2(ヌルヌルは、開幕当初13,000人と高い数値でスタートし、その後も堅調に推移しています。

    「人間とは何か」「未来とは何か」をテーマに、AIやバイオテクノロジーと人間の関係性を探求する極めて哲学的なコンテンツを提供しています。

    初期は「難解すぎる」との声もありましたが、WIREDなど専門メディアで「最も世界観が深いパビリオン」として注目され、体験者からの「一度では理解しきれない奥深さ」という口コミが話題を呼びました。

    興味をそそられるビジュアルの外観や、没入型の体験が可能と話題になっていた当パビリオンは、5月11日以降「ガンダム方式」を導入したことでより多くの受け入れが可能となり、右肩上がりに来訪者数が増えていました。

    5月31日がデータ上は最もピークとなっており、打ち上げ花火企画「Japan Fireworks Expo」の開催の影響によるものと考えられ、当日は19時台の来訪者数が最も多く3,000名を記録しています。

    なお、6月以降は整理券の廃止や大雨の影響など梅雨時期の外出控えが重なり、来訪者数が減少していると見られます。

    見どころ
    • インタラクティブなデジタル空間:来場者の動きに反応する巨大スクリーンでの没入体験
    • 落合陽一氏の世界観:「デジタルネイチャー」をテーマにした未来社会の体感
    • 考えさせられるコンテンツ:単なるエンタメではなく、人間存在への深い問いかけ

     

    ②【安定人気】開幕前からの期待値調整の成功例

    つづいて、バズが発生するなど際立った拡散性は見られていないものの、堅調に人気を獲得しているパビリオンをご紹介します。

     

    5.日本館

    5.日本館来訪データ

    出典:クロスロケーションズ株式会社「Location AI Platform®」よりデータ取得(2025年6月末時点)

    平均来訪者数(4月13日~6月15日)

    平日 土日
    23,234人 24,403人

    日本館は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、日本の伝統文化と最新技術の融合を表現しています。

    日本人のライフスタイルや価値観を世界に発信する、万博の顔と言えるパビリオンです。

    人流データでは開幕時から13,000人と高い水準を維持し、中盤で33,000人のピークを迎えた後も安定した人気を保持していました。

    安定して来訪者数が増え続けているのには、火星の石や循環テーマの体験型展示、建築デザインの美しさなど、話題性に富んだコンテンツの充実度が考えられます。

    また、「日本の文化を堪能できた」「日本の伝統的なモノづくりが興味深かった」など、日本ならでは文化や質の高さが口コミを呼び、開催国だからこその親しみやすさや期待も含め、継続的な来訪増加につながったのではないでしょうか。

    事前のメディア露出と期待値コントロールが功を奏し、派手な話題性に頼らない持続的な人気を実現しています。

    見どころ
    • 日本の四季体験:プロジェクションマッピングで再現される美しい自然の移ろい
    • 伝統工芸と先端技術:職人技とロボット技術のコラボレーション展示
    • 未来の日本社会:高齢化社会の課題解決に向けた技術とコミュニティのあり方

     

    6.アメリカ館

    6.アメリカ館来訪データ

    出典:クロスロケーションズ株式会社「Location AI Platform®」よりデータ取得(2025年6月末時点)

    平均来訪者数(4月13日~6月15日)

    平日 土日
    12,639人 12,925人

    アメリカ館は、「アメリカの革新とパートナーシップ」をテーマに、宇宙開発から農業技術まで、アメリカが世界に誇る技術力を総合的に展示されたパビリオンです。

    開幕から人気が高く、9,000人から17,000人への着実な来訪増加を記録しています。

    アメリカという国家ブランドの安定性と、1970年大阪万博で話題となった「月の石」の再展示など、宇宙開発という夢のあるテーマが組み合わさり、派手な宣伝なしでも確実な集客を実現したのではないでしょうか。

    また、メジャーリーガーの大谷翔平選手が登場するコンテンツも含まれていることから、日本人の来場者にとっても刺さりやすい内容になっており、来訪きっかけになっていると考えられます。

    見どころ
    • 月の石展示:1970年万博以来の貴重な実物展示
    • NASA技術体験:宇宙ステーションでの生活を疑似体験
    • シリコンバレー イノベーション:AI、バイオテクノロジーの最前線

     

    ③【知る人ぞ知る】質の高い体験ができるパビリオン

    ここでは、話題性よりも質の高さやコンテンツが評価されているパビリオンをご紹介します。

     

    7.Better Co-Being

    8.Better Co-Being来訪データ

    出典:クロスロケーションズ株式会社「Location AI Platform®」よりデータ取得(2025年6月末時点)

    平均来訪者数(4月13日~6月15日)

    平日 土日
    5,805人 7,380人

    Better Co-Beingは、「より良い共生」をテーマに、持続可能な社会の実現に向けた新しいライフスタイルを提案しているパビリオンです

    コンテンツとしては、環境技術と人間の幸福度向上を両立させる未来社会のモデルを体験可能になっています。

    来訪数に関しては、2,000人から8,000人の間を行き来する推移となっていました。

    派手な宣伝や話題性ないものの、体験価値に徹底的にこだわった結果、「行ってみたら想像以上に良かった」という口コミもあり、今後も根強い人気を獲得していくと考えられます。

    特に環境意識の高い層や、本質的な体験を求める来場者から絶大な支持を獲得し、知る人ぞ知る名パビリオンとして地位を確立しています。

    見どころ
    • サステナビリティ体験:循環型社会での生活を実際に体感
    • ウェルビーイング測定:個人の幸福度を科学的に分析
    • コミュニティ設計体験:理想的な地域社会づくりのシミュレーション

     

    8.大阪ヘルスケアパビリオン

    8.大阪ヘルスケアパビリオン来訪データ

    出典:クロスロケーションズ株式会社「Location AI Platform®」よりデータ取得(2025年6月末時点)

    平均来訪者数(4月13日~6月15日)

    平日 土日
    20,146人 22,725人
    大阪ヘルスケアパビリオンは、「健康長寿社会の実現」をテーマに、大阪発の最新医療技術と予防医学を体験できるパビリオンです。

    カプコンとのコラボによる「モンスターハンター ブリッジ」も設置され、エンタメ要素も充実しており、ファミリー層にも人気の施設になっています。

    来訪数としては、6,000人から15,000人へ2.5倍の伸びを記録しました。

    健康・医療ジャンルは永遠のテーマであり、最新技術を目の当たりにできる機会ともあってか、幅広い世代から関心を寄せられたと考えられます。

    また、モンスターハンターという人気コンテンツとのコラボレーションも、子供連れのファミリーやゲームファンなども取り込むことに成功し、来訪数増加の要因になっているのでしょう。

    また、「ガンダム方式」採用により予約が取りやすくなったことも参加の後押しになっていそうです。

    見どころ
    • 未来の医療技術:再生医療やがん治療の最前線
    • モンスターハンター ブリッジ:人気ゲームの世界観を活用した健康チェック
    • 予防医学体験:個人に最適化された健康管理プログラム

     

    9.PASONA NATURE VERSE

    9.PASONA NATURE VERSE来訪データ

    出典:クロスロケーションズ株式会社「Location AI Platform®」よりデータ取得(2025年6月末時点)

    平均来訪者数(4月13日~6月15日)

    平日 土日
    11,194人 11,657人
    PASONA NATURE VERSEは、「人を活かし、社会を変える」をテーマに、働き方改革と人材活用の未来を提案するパビリオンです。

    農業と人材育成を組み合わせた独自のビジネスモデルを体験できます。

    鉄腕アトムやブラック・ジャックが案内してくれるといった作品のファンにはたまらない演出や、iPS細胞など話題の展示もあり、開幕最初の土曜日で一気に2万人を超え、その後も堅調に多くの方が来訪しているようです。

    これには、PASONA社の実際の取り組みに基づいた実現可能性の高いコンテンツが、評価につながっていると考えられます。

    見どころ
    • 未来の働き方体験:リモートワークとリアル空間の融合
    • アグリビジネス体験:都市型農業と人材育成の新しい形
    • ダイバーシティ&インクルージョン:多様な人材が活躍する職場環境

     

    10.未来の都市

    10.未来の都市来訪データ

    出典:クロスロケーションズ株式会社「Location AI Platform®」よりデータ取得(2025年6月末時点)

    平均来訪者数(4月13日~6月15日)

    平日 土日
    10,561人 13,809人
    未来の都市は、AI、IoT、自動運転など、スマートシティの最先端技術を総合的に展示し、近未来の都市生活を先取りできる技術体験型パビリオンです。

    特にIT関係者や未来技術に関心の高い層から支持され、技術展示の質の高さが評価につながり、堅調に来訪者数も増えたのではないかと考えられます。

    また、学校団体からの予約が最も多いパビリオンとKDDI公式もSNS上で公表しており、学生はもちろん、未来の都市を考える教育的観点から、教職員などからも注目されているようです。

    SNS上では「見ごたえがあった」「内容が濃かった」「一番万博らしい展示かも」などの声も上がっており、ビジネス層を中心に日本の技術革新へ高い関心が寄せられています。

    見どころ
    • スマートシティ体験:IoTで連携された未来都市での一日を体感
    • 自動運転シミュレーター:完全自動運転車での移動体験
    • AI都市管理:人工知能による最適な都市運営のデモンストレーション

     

    夏休みの攻略ポイント!「ガンダム方式」を活用した当日予約も

    確実に混雑が予想される夏休みシーズンに大阪万博を訪れる方は、できる限り効率的に多くのパビリオンを回りたい、と考えるのではないでしょうか。

    そこで、話題にもなっていた「ガンダム方式」を採用しているパビリオンを回るのもおすすめです。

    「ガンダム方式」を採用しているパビリオン一覧(7月時点)

    GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION

    日本館

    住友館

    電力館

    関西パビリオン

    シグネチャーパビリオン "null2"(落合陽一氏プロデュース)

    シグネチャーパビリオン "いのちの未来"(石黒浩氏プロデュース)

    シグネチャーパビリオン "EARTH MART"(小山薫堂氏プロデュース)

    大阪ヘルスケアパビリオン モンスターハンター ブリッジ

    三菱未来館

    ※開放時間は運営状況により変わる可能性があるため、最新情報は各パビリオンの公式サイトや公式SNSで確認することをおすすめします。

    当日予約枠が開放される「ガンダム方式」のパビリオンを予約するには、事前準備やタイミングが重要です。

    事前にアプリにログインしてパビリオン名を入力しておいたり、開放時間ジャストで更新・表示された瞬間に迷わずタップしたりなど、できる限りスムーズに手続きできるようにしましょう。

    また、一度失敗しても午後など別のタイミングで再チャレンジできるため、あきらめずにトライするのがおすすめです。

    夕方以降など、落ち着いたタイミングを狙うのも一つの手段です。

     

    夏休み期間中の大阪万博の回り方(参考例)

    本章では、夏休み期間中に大阪万博に訪れた場合の回り方の参考例をご紹介します。

    当社スタッフが行ってみたい!と考えるルートなので、参考までにご覧ください。

    熱中症対策を考慮したスケジュール

    午前中(9:00-11:00)

    • 比較的涼しい時間帯
    • 屋外のガンダム像見学に最適
    • 人気パビリオンの事前予約確保済みの場合は優先体験

    昼間(11:00-15:00)

    • 最も暑い時間帯
    • 屋内パビリオン中心のスケジュール
    • レストランでの食事と休憩を積極的に活用

    夕方以降(15:00-22:00)

    • 気温が下がり始める時間帯
    • 「ガンダム方式」の追加開放狙い
    • 夜のライトアップや花火も楽しめる

     

    お子様連れのファミリー向け効率的ルート
    • 朝一(9:00): アメリカ館で月の石見学(予約済み)
    • 午前(10:00): GUNDAM像の外観見学(予約不要)
    • 昼(12:00): サウジアラビア館のレストランで昼食
    • 午後(14:00): 「ガンダム方式」でnull2またはGUNDAM館の予約取得
    • 夕方(17:00): Better Co-Beingで体験(比較的空いている)
    • 夜(19:00): 大屋根リングでライトアップ鑑賞

    このルートなら、暑さを避けながら効率的に複数のパビリオンを体験できる可能性があります。

     

     まとめ

    ここまで、大阪万博の人流データ分析から、話題性やパビリオンの人気の要因などについてまとめてきました。

    サウジアラビア館の「投資力による話題独占」、GUNDAM館の「システム革新による価値創造」、日本館の「安定品質による信頼獲得」など、パビリオンによって様々な特徴が見られました。

    特に「ガンダム方式」のシステム改善は、他のパビリオンの運営にも大きく影響をし始めており、利便性向上が大きな口コミを生み出していることも来訪データの推移からも想定されます。

    話題性だけでなく、客観的なデータに基づく判断が、万博の体験価値を向上させるきっかけになるかもしれません。

     

    ぜひ、夏休みの万博計画のご参考になれば幸いです。

     

    今後も様々な切り口で大阪万博の人流データを分析し、レポートしていく予定です。

    SNS(X・旧Twitter)でも情報発信して行きますので、是非フォローして最新情報をお待ちください。

    関連記事

    【Vol.5】大阪万博デザイナーズトイレ人流分析|話題と利用者数の意外な関係性を徹底調査

    2025年大阪・関西万博では、会場内に8か所”デザイナーズトイレ”が設置されました。

    詳しく見る

    【Vol.5】大阪万博デザイナーズトイレ人流分析|話題と利用者数の意外な関係性を徹底調査

    Pick Up

    関連記事

    2025.05.19
    【Vol.3】2025年GW大阪万博の来場者数・混雑傾向を分析|夏休みの動きも予想!

    2025年4月に開幕した大阪・関西万博。ゴールデンウィークには多くの来場者でにぎわいを見せましたが、祝日と平日、晴れと雨など、ちょっとした条件の違いで来場数が大きく変化していました。

    2025.06.16
    【Vol.5】大阪万博デザイナーズトイレ人流分析|話題と利用者数の意外な関係性を徹底調査

    2025年大阪・関西万博では、会場内に8か所”デザイナーズトイレ”が設置されました。

    2025.04.30
    【Vol.2】大阪万博×人気施設の滞在データ分析|大阪城・USJ・海遊館の人流はどう動いた?

    2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博。 開幕から1週間で累計60万人以上が来場し、今まさに大阪は「イベント都市」としての存在感を高めています。