「いまどき」の入社式会場の選び方|2026年の企業事例も紹介

2026.04.13

 入社式の会場を探している人事・総務担当の方へ。

「本社でやるべきか、外部会場を借りるべきか」

「ホテルとイベントホールで何が違うのか」

毎年この時期になると、同じ悩みを抱える担当者は少なくありません。

この記事では、2026年に実際に各社が選んだ会場の実績をもとに、会場タイプごとのメリット・必要な機材・演出面のポイントを整理しました。

記事の後半では、公開情報から独自にまとめた「有名企業×入社式会場」の一覧表も掲載しています。

目次

    入社式とは?目的と基本的な流れ

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    入社式は、新入社員を正式に迎え入れる節目の式典です。

    多くの企業で4月1日前後に開催され、半日〜1日のプログラムとして組まれるのが一般的です。

    基本的な式次第はこのような流れになります。

    一般的な入社式の式次第
    1. 開式の辞
    2. 社長・役員挨拶
    3. 辞令交付
    4. 新入社員代表の挨拶
    5. 記念撮影
    6. オリエンテーション・社内見学

     

    企業にとっては経営理念や期待を直接伝える場であり、新入社員にとっては「自分がこの会社の一員になった」と実感する最初のタイミングです。

    採用活動のゴールであると同時に、定着・エンゲージメントのスタート地点でもあります。

    いまの入社式は「儀式」から「体験」へ変わっている

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    入社式の開催方法は、時代とともに大きく変わりつつあります。

    2026年度の入社式も、様々なメディアで報道されていました。

    本章ではニュースで取り上げられていた具体事例とともに、今の時代の入社式を見ていきましょう。

    かつての入社式は「通過儀礼」としての式典

    多くの人がイメージする「昔ながら」の入社式は、スーツ姿の新入社員が整然と並び、壇上の社長訓示を聞き、代表者が辞令を受け取り、記念撮影をして終わる、という厳粛なスタイルでしょう。

    式の中心にあったのは「歓迎」よりも「所属の確認」でした。

    社長や役員からメッセージを受け取り、会社の価値観や規律を学び、同期との一体感を醸成する。

    かつての入社式の姿は「組織への通過儀礼」 そのものでした。

    2026年の入社式は企業文化を“体感”させる場へ

    2026年の入社式は、従来の式典中心型から明らかに広がりを見せています。

    TBS NEWS DIGは、2026年の入社式ではAIが主役級の存在感を持ち「体験型の企画」が急増していると報じました。

    実際の事例を見ても、その変化は明らかです。

    例えば、パナソニック エナジーは会場を"森のキャンプ場"に変え、役員も含めた暗闇謎解きを実施。

    セブン‐イレブン・ジャパンは東京ビッグサイトで自社の商品展示会と入社式を連動させました。

    また、ADKグループは生成AIで新入社員の個性をトレーディングカード化し、電通も生成AIで決意表明や理想像を可視化する演出を採り入れています。

    つまり今の入社式は、「会社が新人を迎える場」から「企業の価値観や未来像を最初に体感させる場」へと変わりつつあります

    歓迎、研修、採用ブランディング、カルチャー浸透など、これらが一体になったイベントへと進化しているのが、2026年の大きな特徴です。

    2026年話題になった入社式の事例

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    ここでは、2026年に特に注目を集めた入社式を5社ピックアップします。

    「どんな演出をしたか」だけでなく「なぜその会場を選んだのか」という視点で読むと、自社の会場選びのヒントが見えてきます。

    パナソニック エナジー|"キャンプ場"に変えた本社

    パナソニック エナジーは、会場を"森のキャンプ場"に見立て、人工芝やテントを設置。

    新入社員も役員もアウトドアをイメージした服装で参加し、メイン企画として「暗闘謎解き」を実施しました。

    緊張をほぐしながら事業理解とチームビルディングを同時に進める設計で、「本社でもここまで変えられる」という好例です。

    自社スペースを活かしつつ世界観を作り込むなら、装飾・美術の企画力と設営をどこまで実行できるかがポイントになるでしょう。

    セブン‐イレブン・ジャパン|東京ビッグサイト×商品展示会

    セブン‐イレブン・ジャパンは東京ビッグサイトでの開催を初めて採用し、自社の商品展示会「SEVEN-ELEVEN Innovation Expo 2026」と連動させました(出典:セブン‐イレブン・ジャパン プレスリリース)。

    ただの式典にとどまらず、商品やフランチャイズビジネス、重点施策を“その場で体感する”入社式でした。

    大規模なイベントホールを選んだからこそ成立した企画で、展示ブースの設営、導線設計、映像・音響オペレーションなど、イベントプロデュース全体の設計が必要になる規模感です。

    伊藤忠商事|レッドカーペット×桜×生成AI

    伊藤忠商事では、東京・青山の本社で新入社員151人を迎え、レッドカーペットと約600本の桜で華やかに演出されました(出典:WWDJAPAN)。

    また、生成AIで「30年後の姿」を可視化するプログラムも話題になりました。

    企業の歴史、個人の未来、テクノロジーを一つのセレモニーに重ねた事例で、本社開催の企業でも演出次第で強烈な印象を残せることを証明しています。

    ADKグループ|生成AIトレーディングカード

    ADKグループの入社式では、生成AIを使って新入社員の個性をトレーディングカード化する「変革スキルジェネレーター」を設置。

    広告会社らしく、企業のバリューを“説明”するのではなく“体験”として自分ごと化させた事例です。

    AI筐体の設置スペースとネットワーク環境さえ確保できれば、会場タイプを問わず導入できる点も参考になります。

    ベイクルーズ|ヒカリエホール×ファッションショー

    アパレル企業のベイクルーズでは、渋谷ヒカリエの9階にあるヒカリエホールで「ファッションショー形式」の入社式を開催(出典:WWDJAPAN|【スナップ】ベイクルーズ入社式 ブランドDNAを体現する、洗練極めたリアルクローズ)。

    新入社員自身もステージに立ち、「ファッションやフードで未来を創る」という企業メッセージを演出で伝えました。

    ステージを社員が囲うレイアウトは独自性が高く、ランウェイ、照明演出、BGM、バックステージの導線など、まさにイベントホールでなければ成り立たない構成が特徴的です。

    音響・照明のプランニングと、ステージ設営の自由度が会場選びの決め手だったと言えるでしょう。

    ヒカリエホールでは、ベイクルーズ社の入社式のように、ファッションショーなど演出に凝ったイベントなど、多様なニーズにこたえられます。

    入社式の会場タイプ別メリット

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    入社式で利用される会場は大きく3タイプに分かれます。

    それぞれの強みと、準備すべき機材・演出のポイントを整理しました。

    本社・自社ビルで実施する場合

    本社開催の最大のメリットは、「これから自分が働く場所」をそのまま体験させられることです。

    企業の空気感や日常の職場環境がダイレクトに伝わり、経営陣との距離も物理的に近くなります。

    また、自社内で完結するため、コストを抑えやすいのもメリットです。

    例えば、コーセーは本社で4社合同の入社式を実施。

    他にもリコーは本社事業所でウェルカムロードやオーケストラ演奏を組み込み、経営トップとの1対1対話まで設計しています。

    電通も本社ビル内の「電通ホール」を使用されていました。

    必要な機材・演出ポイント

    本社には専用ホールがない企業も多いため、以下の準備が必要です。

    • 音響:ワイヤレスマイク2〜3本、簡易スピーカー(PAセット)
    • 映像:プロジェクターまたは大型モニター、PC接続用の映像切替機
    • 配信:ウェブカメラ、配信用PC、安定したネット回線(オンライン併用の場合)
    • その他:演台、司会台、記念撮影用の背景パネル、受付備品

    演出面では、ウェルカムロードのような「空間の演出」が効きます。

    オフィスの通路を装飾して新入社員を迎える動線を作るだけでも、式典感が格段に上がります。

    ホテル・宴会場で実施する場合

    ホテルの強みは格式と運営の安定感です。

    音響・照明・スクリーンが常設されていることが多く、ケータリングや控室も一括で手配できるため、運営負荷が低いのが特徴です。

    また、大人数にも対応しやすく、会場によっては1,000人規模の式典でも品質を維持できます。

    例えば、三菱重工グループはグランドプリンスホテル新高輪で1,100人超の新入社員を迎えました。

    他にも、大東建託グループも同会場で9社合同の入社式を開催しています。

    豪華に装飾された内装が多く非日常感があるため、「人生の節目」として新入社員の記憶に残りやすいのもホテルならではの価値です。

    必要な機材・演出ポイント

    ホテルは基本設備が整っているため、追加で必要になるのは以下のようなものです。

    • 映像:オープニングムービー用の送出PC、スイッチャー(複数カメラの場合)
    • 配信:オンライン参加者向けの配信オペレーション一式
    • 演出:テーブルラウンド用の小道具、フォトスポット設営
    • 確認事項:持ち込み機材の制限、搬入ルート、リハーサル時間の確保

    ホテル側の音響・照明オペレーターが対応してくれるケースもありますが、映像演出やオンライン配信は外部の制作会社に依頼するのが一般的です。

    事前の技術打ち合わせ(テクリハ)は入れておくと安心でしょう。

    イベントホール・多目的ホールで実施する場合

    イベントホールの最大の魅力は、演出の自由度の高さです。

    平土間のホールならスクリーンサイズ、照明プラン、ステージ設計、導線など、すべてをゼロから組み立てられるため、企業の世界観を"見せる・体験させる"場として最も相性が良い会場と言えます。

    例えば、セブン‐イレブン・ジャパンは東京ビッグサイトで展示会連動型の体験設計を実現しました。

    リコージャパンは神田スクエアホールでリアルタイムアンケートや交流ワーク、ご当地お菓子の演出を取り入れ、ベイクルーズ(アンドエスティHD)はヒカリエホールでファッションショー形式を成立させています。

    採用広報やブランド体験まで入社式に担わせるなら、イベントホールは最も伸びしろが大きい選択肢です。

    必要な機材・演出ポイント

    ホテルと違い、イベントホールは会場だけを借りるケースも多いため、機材・オペレーションの手配範囲が広くなります。

    • 音響:PA一式(メインスピーカー、モニター、ミキサー)、ワイヤレスマイク複数本
    • 映像:LEDウォールまたは大型プロジェクター+スクリーン、映像切替機、送出PC
    • 照明:ステージ照明、ムービングライト、客席照明のプランニング
    • ステージ:仮設ステージ、バックパネル、演台、袖幕
    • 配信:配信用カメラ複数台、スイッチャー、エンコーダー、回線手配
    • その他:受付設営、展示ブース(体験型企画の場合)、ケータリング手配

     イベントホールでの入社式は、実質的に「イベントプロデュース」になります。

    企画構成、会場下見、技術プランニング、当日オペレーション、撤収まで一貫して対応できるパートナーがいると、担当者の負荷は大きく変わります。

    会場選びから機材手配、当日の運営まで一括で相談したい場合は、イベント制作会社に相談するのも手です。

    自社の規模感・演出イメージ・予算に合った会場を、プロの視点で提案してもらえます。

    また、入社式向きのイベントホールをお探しなら、会場探しコーディネーターにご相談いただければ、規模間に合った入社式会場を紹介可能です。

    【独自調査】有名企業の入社式会場一覧|70社超を総まとめ(2026年)

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    「ほかの会社は、どこで入社式をやっているんだろう?」

    会場選びの担当者なら、一度は気になったことがあるはずです。

    そこで当サイトでは、2026年4月に公開されたプレスリリース・ニュース記事をもとに、70社超の入社式会場を独自に調査・整理しました。

    会場タイプ別に分類しているので、自社と近い規模・業種の企業がどんな会場を選んでいるか、ぜひ参考にしてください。

    本社・自社ビルで実施した企業(35社)

    企業名 会場
    伊藤忠商事株式会社 東京・青山本社
    アマゾンジャパン合同会社 アマゾンジャパン本社オフィス
    株式会社リコー 本社事業所
    日本郵船株式会社 本店
    株式会社コーセー 本社
    株式会社CARTA HOLDINGS 虎ノ門ヒルズステーションタワー本社オフィス
    AIGジャパン・ホールディングス株式会社 麻布台ヒルズオフィス
    株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ 本社
    株式会社NTTデータCCS 本社
    ロジスティード株式会社 本社2階大会議室
    第一三共ヘルスケア株式会社 日本橋本社
    株式会社内田洋行 新川本社
    森トラスト株式会社 東京ワールドゲート
    株式会社ボルテックス 東京本社
    株式会社コスモスイニシア 本社
    日鉄物産株式会社 東京本社
    日鉄物産システム建築株式会社 東京本社
    株式会社J-オイルミルズ 本社
    株式会社ジャックス 本部会議室
    サンエックス株式会社 本社
    株式会社トーハン 本社
    株式会社明光ネットワークジャパン 本社
    株式会社木下工務店 新宿本社
    株式会社コンフィデンス・インターワークス 新宿本社
    船井総研サプライチェーンコンサルティング株式会社 東京本社
    株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル 東京本社
    セイノースーパーエクスプレス株式会社 本社
    株式会社明豊エンタープライズ 本社
    フジモリ産業株式会社 本社
    グッドライフケアホールディングス株式会社 東京本社
    MOCAL株式会社 東京本社
    多摩冶金株式会社 東京本社
    電気技術開発株式会社 東京本社
    株式会社ホームネット 東京本社
    株式会社アドバ 東京本社

    ホテル・宴会場で実施した企業(14社)

    企業名 会場
    三菱重工業株式会社 グランドプリンスホテル新高輪
    大東建託株式会社 グランドプリンスホテル新高輪
    株式会社ガスパル グランドプリンスホテル新高輪
    コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社 ハイアット リージェンシー東京
    株式会社マルハン コンラッド東京
    プリモ・ジャパン株式会社 東京ステーションホテル
    株式会社メッセ 東京會舘
    株式会社アルビオン シェラトン都ホテル東京
    株式会社Anfini 三井ガーデンホテル六本木プレミア
    株式会社センチュリー21・ジャパン 渋谷エクセルホテル東急
    株式会社インターメスティック アニヴェルセル表参道
    SOLIZE Holdings株式会社 都市センターホテル
    株式会社ユニファースト 第一ホテル両国
    株式会社テクノ菱和 ホテルベルクラシック東京

    イベントホール・多目的施設で実施した企業(21社)

    企業名 会場
    株式会社セブン‐イレブン・ジャパン 東京ビッグサイト
    日本アイ・ビー・エム株式会社 両国国技館
    SBC メディカルグループホールディングス 国立代々木競技場 第二体育館
    コナミグループ株式会社 コナミクリエイティブフロント東京ベイ
    NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 ベルサール渋谷ガーデン
    SBSホールディングス株式会社 ベルサール新宿グランド
    株式会社ペイロール ベルサール有明コンファレンスセンター
    株式会社アンドエスティHD 渋谷ヒカリエ
    コスモエネルギーホールディングス株式会社 TODA HALL & CONFERENCE TOKYO
    株式会社BREXA Holdings 東京ガーデンシアター
    日清医療食品株式会社 TFTホール1000
    パシフィックコンサルタンツ株式会社 東京国立近代美術館
    ネットワンシステムズ株式会社 イノベーションセンター netone valley
    株式会社ダイナム 日暮里サニーホール
    株式会社アーキテクト・ディベロッパー 歌舞伎座タワー「マイナビPLACE」
    株式会社エコ・プラン 新宿住友スカイルーム
    株式会社メフォス ニューピアホール
    ARアドバンストテクノロジ株式会社 東京ウィメンズプラザ
    株式会社ベルテックス リファレンス西新宿大京ビル
    株式会社STELAQ TKP新橋センター
    ニッカホーム株式会社 TKP新宿西口カンファレンスセンター

    ※2026年4月公開のプレスリリース・ニュース報道をもとに独自に整理。企業名をクリックすると各社のリリース原文を確認できます。

    この一覧から見えてくること

    本社開催が最多で、全体の約半数を占める。

    大手・中堅問わず本社を選ぶ企業が多い一方、伊藤忠商事のレッドカーペット×桜演出やリコーのオーケストラ演奏のように、本社の空間を大胆に作り込む事例も目立ちます。

    「コスト重視だから本社」ではなく、「自社の場所だからこそ世界観を作れる」という発想です。

    ホテルは「大箱×好アクセス×ワンストップ運営」で選ばれている。

    ホテル開催に共通するのは、1,000人規模の宴会場を持ち、ターミナル駅から徒歩圏内で、音響・ケータリング・控室を一括で手配できる施設を選んでいる点です。

    グループ合同式や大規模採用の企業ほど、この3条件を満たすホテルに集まる傾向があります。

    また、コンラッド東京や東京ステーションホテルのように「格式そのものがメッセージになる」ホテルを選ぶケースも見られました。

    イベントホールは「持ち込み自由度」と「都心アクセス」が選定基準。

    ホール開催の企業が利用している会場を見ると、映像・音響・ステージの持ち込みに制限が少なく、都心ターミナルからアクセスしやすい貸しホール系の施設に集中しています。

    ホテルと違い「箱だけ借りて、中身は自由に作り込む」前提で選ばれているのが特徴です。

    一方で、IBMの両国国技館やSBCメディカルの国立代々木競技場第二体育館のように、会場の"場所としてのインパクト"をそのまま演出に活かすケースもあり、会場選びそのものがブランド表現の一部になっています。

    入社式の会場選びで押さえるべきチェックポイント

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    希望する入社式の会場タイプが決まったら、具体的な会場を選定するステップに入ります。

    ここでは、見落としがちなポイントも含めて整理します。

    収容人数と会場レイアウト

    収容人数は、新入社員+役員・来賓+運営スタッフの合計で考えましょう。

    会場が狭すぎると窮屈で新入社員の緊張感が増し、広すぎると疎な印象で一体感が薄れます。

    実際の参加人数の1.2〜1.3倍程度の収容力がある会場を選ぶと、急な増員などにも対応しやすいです。

    アクセスと「初めて来る人」への配慮

    入社式の参加者は、その会場に行くのが初めてという人がほとんどです。

    可能であれば、最寄駅から徒歩10分以内で、地上ルートがわかりやすい場所を選びましょう。

    地下通路や複雑な乗り換えが必要な会場は、当日の遅刻やストレスの原因になります。

    案内図や誘導スタッフの配置も含めて計画するのがベストです。

    音響・映像・配信設備

    2026年現在、入社式のオンライン配信はもはや珍しくありません。

    地方拠点や海外採用の新入社員がリモート参加するケースも増えています。

    会場を選ぶ際は、以下を確認すると良いでしょう。

    • Wi-Fi・有線LANの回線速度と安定性
    • 音響設備(常設か持ち込みか)
    • プロジェクター/スクリーンのサイズと解像度
    • 配信用カメラの設置位置とケーブル引き回し
    • 電源容量(映像・音響・照明を同時使用した場合)

    控室・バックヤード・搬入経路

    登壇する社長・役員の控室、撮影クルーの待機場所、機材の搬入経路などは、会場のWebサイトだけでは確認しきれません。

    必ず下見(内覧)を行い、当日の動線を歩いて確認しましょう

    また、荷捌場やエレベーターのサイズも、大型機材(LEDパネル、ステージ部材など)を搬入する場合は重要です。

    懇親会・二次会への動線

    入社式のあとに懇親会を予定している場合は、同じ建物内や徒歩圏内で完結できるかを確認しておくと安心です。

    ホテルなら別室への移動で済みますが、イベントホールの場合は近隣の飲食店やケータリング対応の可否を事前に調べておく必要があります。

    もしくは、会場によっては場面転換をすることで、同一会場内で式典の後に懇親会まで実施することも可能です。

    転換作業にかかるコストや、移動の手間などを考慮して決めるのが良いでしょう。

    予約時期の目安

    4月の入社式シーズンは、人気会場の争奪戦です。

    特にホテル宴会場と都心のイベントホールは半年前(前年10月頃)には押さえておきたいところ。

    大規模なグループ合同式なら、1年前から動き始めるケースもあります。

    なお、会場ごとに予約解禁時期が異なる点には注意が必要です。

    例えば、渋谷エリアのヒカリエホールなら、1000名規模のホールAと300名規模のホールBの一体利用の場合は1年前、200名規模のスクランブルホールでは6か月前に予約開始となります。

     

    近年では3月中に開催する企業も増えている

    一般的な日本企業では商習慣から4月1日、もしくは4月初週に入社式を開催されるケースが大半ですが、近年では3月中に開催する事例も増えてきています。

    代表的な事例としては、ユニクロを展開するファーストリテイリング社が、2026年3月3日に開催しています。

    これはゴールデンウィーク商戦に向けた即戦力化が目的で、毎年意図的に3月に開催されているようです。

    3月中も年度末のイベント需要が多いため、駆け込みで予約が取りにくくなることが予想されます。

    開催時期が決まった段階で、早目に会場に相談するのがおすすめです。

    開催時期や規模がお決まりの場合は「会場探しコーディネーター」に丸投げしていただけたら、一括で条件に合った会場をご紹介可能です。

    まとめ:入社式は"最初のブランド体験"になっている

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    かつて入社式は、会社に入ることを厳粛に確認する「儀式」でした。

    2026年のいま、入社式は企業文化をどう伝えるか、同期同士をどうつなぐか、テクノロジーや演出を通じて「自社らしさをどう体感させるか」が問われるイベントになっています。

    会場選びも変わりました。

    「何人入るか」だけで会場を決める時代は終わり、「何を体験させたいか」から逆算して会場タイプを選ぶ企業が増えています。

    本社で世界観を作り込むのか。ホテルの格式を活かすのか。イベントホールの自由度で"見せる入社式"を実現するのか。

    どの選択にも正解・不正解はなく、自社が新入社員に「最初に何を伝えたいか」がそのまま答えになります

    もし「企画のアイデアはあるけれど、どの会場なら実現できるのかわからない」「規模感に合った会場を効率よく探したい」と思ったら、イベント会場のプロに相談してみてください。

    会場の特性や機材条件を知り尽くしたコーディネーターと一緒に動くことで、「やりたかった入社式」の実現可能性はぐっと上がります。

    この記事は、2026年4月時点の公開情報をもとに作成しています。各企業の入社式に関する記述は、プレスリリースおよび報道記事を出典としており、企業名のリンクから原文を確認できます。

     

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    会場探しコーディネーターメディア編集部

    会場探しコーディネーターメディア編集部

    会場探しコーディネーターメディア編集部

    運営会社:株式会社シアターワークショップ
    “劇場・ホールに関することはなんでもやっている”、トータル・シアタープロデュースカンパニー。40年にわたり構想・計画づくり、設計・施工にも携わる劇場づくりのノウハウをもとに、劇場・ホール・イベントスペース運営の専門家集団として、全国20以上の施設管理を支援。年間1,000件以上のイベントを会場管理者の立場からサポート。企業の新商品発表会、展示会、コンサート、セミナー、企業研修など、幅広い用途に対応する会場選定の実績を持つ。

    最適な会場探しのノウハウを発信し、イベント主催者や企業担当者の課題解決をサポート している。

    本メディアでは、会場運営のプロフェッショナル視点で、イベント成功につながるイベントスペース選びのポイントや最新トレンドを発信。

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