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ホワイエとは?実は重要なイベント会場選びのポイントを現場視点から解説

作成者: 会場探しコーディネーターメディア編集部|Aug 25, 2025 7:06:39 AM

「会場見学でスタッフから『こちらがホワイエです』と案内されたものの、正確な意味がわからず困った経験はありませんか?

ホワイエはただのロビーのような待合スペースではなく、イベント空間を演出できる重要なスペースです。

この記事では、ホワイエの基本的な意味から、イベント会場選びで知っておくべきポイントまで解説します。

読み終わる頃には、自信を持って最適な会場を選べるようになるでしょう。

 

イベント会場の選び方に失敗したくない方は、「イベント会場レンタルで失敗しない選び方」の記事もご参照ください。

ホワイエ(foyer)とは、劇場やホール、ホテル、イベント会場などの建物内にある、来客が待機や休憩、歓談を行うためのスペースを指します。

フランス語の「foyer(フォワイエ)」が語源で、もともとは「炉辺」や「家庭の中心となる場所」という意味を持っていました。

日本では「ホワイエ」と発音されることが一般的で、英語圏では「Foyer(フォイヤー)」と呼ばれています。

建築用語としては、メインの空間(客席やイベントスペース)とは区別された、社交や交流のための中間的な場所として位置づけられています。

ホワイエの特徴は、単なる通路ではなく、人々が自然に集まり、コミュニケーションを取ることができる設計になっている点です。

多くの場合、ゆったりとした空間設計がなされ、適度な照明や家具が配置されており、来場者にとって心地よい滞在空間となるよう工夫されています。

イベント業界では、参加者同士の交流促進や、開始前後の時間調整において重要な役割を果たすスペースとして認識されています。

 

ホワイエとロビーは混同されがちですが、実際には機能や設置場所において明確な違いがあります。

それぞれの特徴を理解することで、イベント会場選びの際により適切な判断ができるようになります。

 

ホワイエとロビーの最も大きな違いは、その機能と使用目的にあります。

ロビーは、建物への入口付近に設置された「待合・受付空間」としての役割が中心です。

主な機能は来訪者の受付、案内、短時間の待機であり、比較的機能的でシンプルな設計が特徴です。

銀行やオフィスビル、病院などでよく見られる形態です。

一方、ホワイエは「社交・交流空間」としての役割を重視しています。

ただの待機スペースではなく、人々が積極的にコミュニケーションを取ることを前提とした設計になっています。

劇場では幕間の休憩や観客同士の感想交換、イベント会場では参加者のネットワーキングの場として活用されます。

多目的ホールなどであれば、本会場に入る前の展示スペースなどの役割を持たせる場合もあるでしょう。

そのため、ホワイエの方がより広いスペースを確保し、快適性や居心地の良さを重視した内装・家具配置がなされているのが一般的です。

 

設置場所においても、ホワイエとロビーには明確な違いがあります。

ロビーは建物の「1階エントランス付近」に設置されることがほとんどです。

来訪者が最初に足を踏み入れる場所として、受付機能や案内機能を重視した配置になっています。

建物全体の顔となる役割も担っているため、企業のブランドイメージを表現する装飾が施されることも多くあります。

ホワイエは、メインとなる空間(客席、会議室、宴会場など)の「直前」に配置されるのが特徴です。

劇場では客席の前、イベント会場では会議室や宴会場の手前に設けられるケースが多いです。

この配置により、本格的な催しが始まる前の「準備空間」「心の準備を整える場所」として機能します。

また、ホワイエは必ずしも1階に限定されず、各フロアのメインスペースに併設される形で複数箇所に設置される場合もあります。

この点も、エントランス機能に特化したロビーとの大きな違いといえるでしょう。

 

ホワイエは建物の種類によって、その特徴や果たす役割が大きく異なります。

各分野でのホワイエの活用方法を理解することで、イベント会場選びの際の参考にできるでしょう。

 

劇場やコンサートホールのホワイエは、最も伝統的で格式高い形態として知られています。

開演前の期待感を高め、幕間の休憩時間を有効活用するための空間として設計されています。

多くの場合、高い天井と豪華な装飾が施され、観客が作品の余韻に浸ったり、感想を語り合ったりできる雰囲気づくりがなされてるのが特徴です。

ドリンクカウンターやパンフレット販売コーナーが設置されることも多く、観劇体験を豊かにする付加価値を提供しています。

また、劇場のホワイエは建物の「顔」としての役割も担っており、その劇場の格式や芸術性を表現する重要な空間です。

大規模な劇場では複数階にわたってホワイエが設けられ、階段やエスカレーターで結ばれた立体的な社交空間を形成している場合もあります。

 

ホテルやマンションにおけるホワイエは、宿泊客や住民の快適性を重視した設計が特徴です。

ホテルでは、チェックイン・チェックアウト時の待機や、ビジネス関係者との簡単な打ち合わせスペースとして活用されています。

高級ホテルのホワイエは、ブランドイメージを体現する重要な空間として位置づけられ、上質な家具や照明、アートワークが配置されているケースもあるでしょう。

また、コンシェルジュサービスの拠点としても機能し、宿泊客へのきめ細かなサポートを提供する場となっています。

一方、マンションのホワイエは、住民同士の自然な交流を促進する共用スペースとしての役割を担っています。

特に高級マンションでは、来客の応対スペースとしても利用され、プライベート空間への入口としての格式ある雰囲気づくりが意識されている傾向にあるのです。

近年では、住民のコミュニティ形成を重視した設計のマンションも増えており、ホワイエが重要な交流拠点として機能しています。

 

美術館や博物館のホワイエは、展示鑑賞前後の「心の準備と整理の場」として重要な役割を果たしています。

来館者が日常から非日常の芸術空間へと気持ちを切り替える、いわば「精神的な玄関」としての機能です。

多くの美術館では、ホワイエ自体が展示空間の一部として活用されており、彫刻作品の展示や建築そのものがアート作品として設計されている場合もあります

また、企画展の告知ポスターやパンフレットの配布、音声ガイドの貸し出しなど、展示鑑賞をサポートする機能も集約されています。

さらに、教育普及活動の拠点としても活用され、学芸員による作品解説の開始地点となったり、来館者同士が感想を語り合う場として機能したりするケースもあるでしょう。

近年では、カフェやミュージアムショップと一体化したホワイエも多く見られ、文化的な体験をより豊かにする複合的な空間として進化を続けています。

 

ホワイエ付きのイベント会場を選択することで、イベント運営において数多くのメリットを享受できます。

初めてイベントを担当する方にとって、これらのメリットを理解することは会場選定の重要な判断材料となります。

 

ホワイエがあることで、参加者は開始前の待ち時間を有意義に過ごせます。

他の参加者との自然な交流が生まれ、イベント全体への期待感も高まります。

また、休憩時間における快適な過ごし方の選択肢が増えることで、長時間のイベントでも疲労感を軽減できるでしょう。

 

受付業務や案内業務をホワイエで行うことで、メイン会場の準備時間を確保できます。

また、機材搬入や最終チェックを並行して進められるため、タイトなスケジュールでも余裕を持った運営が可能になります。

 

懇親会やポスターセッション、展示ブースの設置など、ホワイエを活用した多様な企画を組み込めます。

展覧会などであれば、導入部分の展示エリアにするなど、世界観に没入させるための空間づくりも可能です。

メイン会場とは異なる雰囲気で行うプログラムにより、参加者に変化に富んだ体験を提供できます。

 

ホワイエは、予想以上の参加者数や悪天候による遅延など、想定外の事態が発生した際の調整スペースとして機能します。

スムーズな誘導や待機指示により、混乱を最小限に抑えるのに役立ちます。

ファンイベントなど、予想外に大混雑が発生した場合の待機スペースとして利用できるなど、人数調整には欠かせません

これらのメリットを活かすことで、イベント担当者としての評価向上にもつながるでしょう。

 

ホワイエの重要性を理解したところで、実際にホワイエを備えた優良なイベントホールをご紹介します。

会場選びの参考として、それぞれの特徴やおすすめポイントをまとめました。

 

出典:https://po-hall.jp/

 

P.O.南青山ホールは、青山という洗練されたロケーションに位置する、ファッションショーのために設計されたような理想的な空間です。

最大250名収容のメイン会場は、約4メートルの天井高とフラットな床面によりランウェイ設営が可能で、モデルの動きを美しく演出できます。

プロ仕様のLED照明システムは色温度調整が可能で、ブランドの世界観に合わせた細やかな演出が実現できます。

1階ロビーエリアとの連動利用により、レセプションからショー、アフターパーティまで一貫した体験を提供。

また、大きな特徴として、ホールを2分割できるため、メイン会場の手前に1つホワイエの役割を持たせることも可能になっています。

青山一丁目駅から徒歩2分という立地は、業界VIPやメディア関係者の参加率向上に大きく寄与するため、この1つ空間を増やせる演出は重宝するでしょう。

出典:https://space.hikarie.jp/hall/

 

渋谷駅直結の渋谷ヒカリエ9階に位置するヒカリエホールは、最大1,000名収容という圧倒的なスケール感で空間を演出できる都内屈指の会場です。

1,000㎡の広大な平土間の空間は、演出の自由度が高く、セミナーから展示会、IPの展覧会などのあらゆるジャンルに対応しています。

ホールAには315㎡、ホールBでは270㎡ものホワイエを有しており、セミナー後の懇親会もそのままホワイエで展開できるなど、様々な演出が可能です。

IP関連の展覧会では、メインコンテンツに入る前の感情を高ぶらせる演出で、多くの来場者を魅了しています。

ホワイエに関してよく寄せられる質問をまとめました。

イベント会場選びの際の参考にしてください。

 

フランス語の「foyer(フォワイエ)」が語源ですが、日本では「ホワイエ」と発音するのが一般的になっています

英語圏では「フォイヤー」と発音されることもありますが、日本国内では「ホワイエ」で通じます。

 

厳密に決まっているわけではありませんが加者数の20-30%程度が同時に利用できる面積があるとスムーズに運営しやすいでしょう。

100名のイベントなら20-30名が快適に過ごせる広さが理想です。

ただし、懇親会や展示も行う場合は、より広いスペースが必要になります。

会場見学時に実際の動線を確認することが重要です。

 

参加者の満足度や運営効率を考慮すると、ホワイエ付きの会場の方が重宝するでしょう。

ですが、ホワイエがない会場でも、廊下や別室を代用スペースとして活用することで対応可能です。

当サイトに掲載している会場の中でも、ホワイエを有していない会場も存在します。

 

ホワイエはイベントの成功にも関わるほど、重要なスペースであることはお分かりいただけたでしょうか。

フランス語由来の「社交の場」としての本来の意味を理解し、ロビーとの違いを把握することで、より適切な会場選択が可能になります。

イベント担当者として、参加者のネットワーキング促進や運営効率の向上を実現するためには、ホワイエの有無と機能性を重要な判断基準として考慮すべきです。

理想的なイベントホールをお探しの際は、ぜひホワイエの活用も視野に入れた会場選びを心がけてください。

適切な会場選択により、参加者に満足いただけるイベントを実現し、次回も安心して任せていただける担当者を目指しましょう。

イベント会場の予約に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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